医療分野の学位略称は多く、患者にとって混乱しがちです。特に歯科医師の学位であるDDS(Doctor of Dental Surgery)とDMD(Doctor of Dental Medicine)は、実質的に同じ資格ですが、名称が異なるため誤解が生じます。本稿では、両者の違いと共通点をわかりやすく解説します。

概要

米国歯科医師会(ADA)によれば、DDSとDMDは「用語上の違い」に過ぎず、学位の内容や資格取得に差はありません。どちらの学位でも、一般歯科医師としての免許取得が可能です。学位の名称は、卒業する歯科大学が独自に決定します。

使用頻度

ADAの調査では、DDSが最も一般的に使用される学位名称ですが、DMDとの学術的・専門的な違いはありません。

取得要件・教育課程

DDSまたはDMDを取得するには、ADAが定めるカリキュラムを修了する必要があります。通常、学部で最低3年の学習を行い、続いて4年間の歯科大学課程を修了します。

資格の意義

全米50州の州免許委員会は、DDS・DMDいずれの学位も歯科医師免許取得の資格として認めています。

専門分野への進路

一般歯科以外の専門領域(例:歯周病学)で診療するには、大学院レベルの追加教育が必要です。必要な研修期間は専門分野により異なります。