歯のクラウン(歯冠)に関するよくある質問

歯冠(クラウン)は、歯の外観を改善したり、強度を高めたり、形や大きさを元に戻すために歯の上に被せる「かぶせ物」です。通常、2回の通院が必要です。1回目の診察で歯の型取りを行い、仮のクラウンを装着します。型は歯科技工所へ送られ、永久クラウンが作られます。2回目の診察で永久クラウンを装着します。

歯冠が必要な理由

歯が折れたり摩耗したりした場合の修復や、虫歯から守るために使用します。また、変色や形の歪んだ歯を覆う、ブリッジやインプラントの支えとしても利用されます。

歯冠の種類

主な材料は次の4つです。

  • 全セラミック:金属アレルギーのある方に適し、自然な色合いが得られます。前歯に向いていますが、金属融合型に比べてやや強度が低いです。
  • 金属(金・クロム・ニッケル合金):最も耐久性が高く、割れにくいです。奥歯に適しています。
  • 全樹脂:最も安価ですが、摩耗しやすく割れやすい欠点があります。
  • 金属とセラミックの融合(PFM):金属の強度とセラミックの色調を組み合わせ、前歯・奥歯どちらにも使用できます。ただし、欠けることがあります。

歯冠の費用

2023年時点での一般的な費用は、クラウン1本あたり約4万円〜9万円です。診察料は1回あたり6,500円〜10,500円、レントゲンは2,000円〜13,000円程度が目安です。保険適用外が多く、歯科大学などで割引料金で受けられる場合があります。

歯冠の寿命

適切なケアを行えば、5年から15年程度持ちます。氷を噛む、爪を噛む、歯ぎしり、硬いものを噛むといった習慣は避け、1日2回のブラッシングとフロスを忘れずに行いましょう。

歯冠に起こり得るトラブル

・感覚過敏:麻酔が切れた後に冷・熱に敏感になることがあります。
・咬合不良:噛んだときに痛みがある場合は、クラウンが高すぎます。調整で解消できます。
・欠け・破損:小さな欠けは修復可能ですが、大きく欠けた場合は再作成が必要です。
・接着不良:セメントが外れクラウンが緩むと、再装着が必要です。放置すると虫歯になる恐れがあります。
・金属アレルギー:稀に金属成分にアレルギー反応が出ることがあります。

上記の症状がある場合は、早めに歯科医師に相談してください。

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