歯周病のリスクと予防・治療ガイド
歯のケアは、ブラッシングやフロス、マウスウォッシュだけでは不十分です。歯茎(歯周組織)にも十分な注意が必要です。歯周病は、虫歯やう蝕よりも多くの問題を引き起こす可能性があります。カリフォルニア歯科医師会の歯周病ガイドによると、米国の18歳以上の成人の半数以上が少なくとも初期の歯周病を抱えており、35歳以上になると4人に3人が罹患しています。
リスク
歯周病は細菌感染に対する体の反応が原因です。放置すると歯を失うだけでなく、糖尿病、心血管疾患、脳卒中、肺感染症、呼吸器疾患など様々な健康問題につながります。
原因
適切なケアが不足していることに加えて、以下の要因が歯周病のリスクを高めます。家族歴、服用中の薬剤、年齢、肥満、喫煙、骨粗鬆症、ストレス、糖尿病、ホルモンバランスの変化、歯ぎしりや食いしばりなどです。
初期症状(始まり)
歯肉炎は歯周病の最初の段階です。歯の表面にプラークが蓄積し、細菌感染が起こります。通常の歯ブラシでは歯肉炎が発生する部位まで届かないことがあります。放置すると歯肉炎は歯茎から骨へと広がり、中等度または重度の歯周病となり、永久的な損傷を引き起こします。
診断
歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありません。放置すると歯茎が腫れ、出血し、歯が動揺したり位置が変わることがあります。定期的な歯科検診で、虫歯だけでなく歯周病や口腔がんのスクリーニングが行われます。レントゲン撮影と歯茎の観察、歯周ポケットの測定(4 mm以上は歯周病の兆候)により診断します。歯科医は年に少なくとも1回は歯周病のスクリーニングを実施すべきです。
治療
歯周病は歯周専門医(歯周外科医)の治療が必要です。スケーリング(歯根部や歯間の汚れ除去)やルートプレーニング(根面を滑らかにし細菌の付着を防止)を行い、必要に応じて抗菌薬を投与します。重症例では、保存不可能な歯の抜歯や、歯茎や骨の再形成手術が必要になることがあります。早期に発見すれば、定期的な専門的スケーリングと日常のケアで歯の喪失や手術を防げます。歯科医は、特定の電動歯ブラシを用いた1日2回のブラッシングや、3か月ごとの専門的ケア(年3〜4回)を推奨することがあります。
