歯周病の有病率と予防・リスク要因
歯周病とは
歯周病(Periodontal disease)は、歯肉や顎骨に影響を与える疾患の総称です。生活習慣が原因となるケースでは、リスクを減らしたり、ある程度の回復が期待できます。
症状と進行段階
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歯肉炎(Gingivitis)
最も軽い段階で、歯肉の腫れや出血、口臭が主症状です。原因は歯垢による細菌増殖で、適切な口腔ケアで完全に回復します。
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初期歯周炎(Early Periodontitis)
歯肉炎に加えて、歯肉の退縮や結合組織・顎骨へのダメージが広がります。
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中等度歯周炎(Moderate Periodontitis)
歯肉ポケットが形成され、膿がたまりやすく出血します。骨吸収が進み、歯が緩むことも。
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重度歯周炎(Advanced Periodontitis)
骨の喪失が顕著になり、歯の大幅な移動や脱落、強い口臭が見られます。
予防可能なリスク要因
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喫煙は歯周病リスクを大幅に上げます。米国歯周病学会によると、喫煙者は非喫煙者の約3倍、歯の欠損本数も平均で4本多いと報告されています。
加えて、喫煙は歯石(カルシウム化したプラーク)の形成を促進し、歯肉ポケットの深さを増やします。
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噛みタバコなどの無煙タバコも歯肉を退縮させ、歯周病のリスクを高めます。
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不十分な口腔衛生は最大の予防可能リスクです。毎日のフロスや水歯ブラシ(ウォーターピック)で歯肉ライン下の細菌を除去し、1日2回以上のブラッシングを徹底しましょう。半年に1回の専門的なクリーニングも効果的です。
その他のリスク要因
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エプスタイン・バールウイルス(EBV)感染は、慢性的に歯肉組織に存在するとがんリスクや歯周病の進行を助長します。
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関節リウマチ(RA)は自己免疫疾患で、歯周病罹患率が高いことがドイツ・ベルリンの研究で示されています。
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糖尿病、とくに血糖コントロールが不十分な2型糖尿病患者は歯周病の発症リスクが高く、逆に歯周病は血糖管理を悪化させることがあります。
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HIV感染者は壊死性歯周炎(necrotizing periodontitis)を起こしやすく、歯肉組織が局所的に死滅し潰瘍ができやすいです。
誤解と真実
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毎日ブラッシングし、フロスや定期検診を受けていても歯周病になる可能性はあります。無症状でも初期の歯肉炎や歯周炎が進行していることがあります。
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ブラッシング時に出血がある場合は、歯肉ライン下に細菌が残っているサインです。ブラッシングの強度を上げるか、ウォーターピックで除去を試みましょう。
対処と考慮すべき点
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数か月間適切な口腔ケアを続けても症状が改善しない場合は、歯科医師に相談してください。基礎疾患が関与している可能性や、専門的な歯周クリーニングが必要です。
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スケーリングは歯肉ライン上・下のプラークや歯石を除去し、ポケット内の清掃も行います。ルートプレーニングは歯根面を滑らかにし、歯肉が再付着しやすくなる治療です。
