35歳以上の米国成人の3分の2以上が何らかの歯周病の兆候を示しています。The New England Journal of Medicineによると、歯周病は口腔内の問題だけでなく、心臓病のリスクを高める要因ともなり得ます。歯周病の治療は、歯と歯の間にできるポケット(歯周ポケット)を適切にケアし、維持することが鍵です。軽度の場合は自宅でのケアでも改善できますが、進行すると歯周炎となり、専門医の介入が必要です。

必要なもの

  • 柔らかめの毛先の歯ブラシ
  • 重曹(ベーキングソーダ)
  • 高速回転・振動式の電動歯ブラシ
  • 口腔用水流洗浄器(オーラル・アイリゲーター)

治療・予防の手順

  1. 歯科医で診断を受ける

    まずは歯科医に相談し、歯周病の進行度や治療法を確認します。歯科受診を避けがちな人ほど、初期段階での発見が遅れやすい傾向にあります。

  2. 定期的なプロフェッショナルクリーニング

    歯科衛生士による徹底的なクリーニングを年に最低2回受け、毎日の正しいブラッシングとフロスを徹底します。プラークが歯茎に付着すると炎症を起こすため、歯と歯茎の境目を丁寧に磨き、プラークを完全に除去しましょう。

  3. 柔らかい毛先の歯ブラシで優しく磨く

    歯茎が敏感なときは、柔らかめのブラシで小刻みに前後運動させます。重曹を少量混ぜると、歯を優しくクレンジングしながら歯茎の刺激も抑えられます。

  4. 電動歯ブラシ(オシレートタイプ)を活用

    回転・振動が速い電動ブラシは、手動ブラシよりもプラーク除去効果が高く、手間も軽減できます。

  5. 深部ポケットクリーニング(スケーリング)を受ける

    症状が重い場合は、歯科衛生士が局所麻酔下で歯周ポケット内部の硬化した歯石(タルトル)を除去します。プラークが長時間付着すると歯茎が腫れ、ポケットが深くなり、さらにプラークがたまりやすくなる悪循環を断ち切ります。

  6. レーザー治療の検討

    新しい治療法として、感染した歯茎組織や歯石をレーザーで蒸散させ、再生を促す方法があります。ドリル音やスケーリングが苦手な患者に適しています。

  7. 治療後の徹底的な口腔ケア

    治療が終わったら、1日2回以上のブラッシングとフロスを欠かさず、口腔用水流洗浄器で歯間の食べかすも除去します。

  8. 塩水でうがいする

    ブラッシング・フロス後に塩水でうがいすると、歯茎が収縮し、一時的にポケットが狭くなるため、食べかすの侵入を防ぎやすくなります。