乳児におけるバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染
リスク要因
- 免疫機能が未熟な乳児はVRE感染に対して特に感受性が高い。
- 菌を保有する人との皮膚接触や、汚染された表面との接触で感染が拡がる。
- 早産や外科手術後に入院し、カテーテルや静脈ラインを使用している場合、感染リスクが上昇する。
重要性
- 米国国立衛生研究所によると、集中治療室で発生する感染症の約3分の1がVREによるもの。
- 新生児集中治療室(NICU)に長期間滞在する乳児は、医療機器や患者間の接触を通じてVREに曝露しやすい。
治療
- バンコマイシンが効かないため、他の抗生物質を使用する。
- CDCの指針に基づき、培養検査で感受性の高い薬剤を選択し、入院中は静脈投与で治療する。
予防・対策
- 乳児に触れるすべてのスタッフと訪問者は、必ず手指を洗浄する。
- 手袋の着用を徹底し、感染拡大を防止する。
- NICUへの訪問者数を制限し、接触機会を最小限に抑える。
予後
- 適切な抗生物質治療により多くの感染は完治できる。
- しかし、免疫力が低下した乳児では感染が致命的になることもある。
