乳児にきび(新生児にきび)の原因と対処法
新生児や乳児に多く見られる乳児にきびは、出産後数週間にわたって赤く腫れたニキビや白ニキビが頬・額・顎に現れ、初めての育児に不安を抱く親が少なくありません。母体から胎盤を通じて移行したホルモンが皮脂腺を刺激し、未熟な皮脂腺が詰まってできるものです。ほとんどの場合、長期的な健康リスクはなく、自然に治ります。
特徴
- 男児にやや多く、頬を中心に額や顎にも現れることがあります。
- 赤い膿疱や白ニキビが見られ、赤ん坊が泣いたり、よだれで皮膚が刺激されると症状が悪化しやすいです。
- 生後3〜4週間目に出現し、数週間から数か月続くことがあります。
意義・原因
妊娠後期に母体で分泌されたホルモンが胎盤を通じて胎児に届き、出生後も数週間残ります。このホルモンが皮脂腺を活性化させ、過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、にきびや白ニキビとして現れます。
治療法
- 多くは自然に消失するため、特別な治療は不要です。
- 温かい水とベビー用石鹸で1日1回やさしく洗顔し、柔らかいタオルで軽く拭くと症状が早く落ち着きます。
- 稀に、医師がベンゾイル過酸化物の薄めた溶液を処方することがあります。
専門家の見解
『Raising Baby Green』のアラン・グリーン博士は、刺激の少ない石鹸で1日1回やさしく洗うこと、刺激の強い洗剤や油分の多いローションは避けることを推奨しています。症状が重い、または6か月以上続く場合は小児科医への相談を勧めています。
注意点
- にきびをつぶしたり強くこすったりすると炎症や感染のリスクが高まります。
- 数か月経っても改善しない重症例は、皮膚科や内分泌科の専門医に相談することが推奨されます。
