1歳の子どもを育てる方法
1歳の子どもは、さまざまな新しいことを学び、経験する時期です。小児科医は最初の3か月を「第4トリメスター」と呼び、頭が大きく未熟な赤ちゃんが外の世界と関わる準備をする期間と位置づけます。聴覚・視覚・触覚が発達し、社会的な相互作用や学習の基盤が築かれます。親は赤ちゃんと世界をつなぐ大切な橋渡し役です。
しつけのポイント
-
声のトーン・ボリューム・表情
危険が差し迫っているとき以外は「いいえ」を使わないようにしましょう。1歳児は「ダダ」など単語を言えるようになり、「いいえ」の意味も理解し始めますが、代わりに目を合わせて落ち着いた言葉で問題と解決策を説明すると効果的です。「いいえ」ばかりではなく、笑顔や笑いで良い行動を促しましょう。
-
怒りや侮蔑的な口調は避ける
1歳児の発達段階には「親を困らせる陰謀」や「わざと迷惑をかける」などの意図はありません。大人の感情を過度に表すと、子どもはそれを無視するようになり、後の発達で感情の認識が難しくなることがあります。優しく思いやりのある言葉で、正しい行動の例を示し、問題行動に執着せず、良い行動をすぐに褒めるようにしましょう。
-
過度なコントロールはしない
子どもは親の反応に興味を持ち、注目を得ようとします。すべての行動に反応しすぎると、逆に問題行動を強化してしまうことがあります。子どもと十分に身体的・精神的に関わり、注意を引くためにわざと悪いことをさせないように心がけましょう。
-
問題は落ち着いて説明しながら修正
子どもは言葉を話す前に言語を理解します。親指と人差し指で物をつかむようになると、投げたり落としたりする行動が増えます。座って自分で起き上がる、ハイハイや初めての歩行など新しい動きは安全な環境で促し、危険な状況に陥ったらすぐに介入して対処法を示しましょう。
-
子どもを孤立させない
9か月から18か月の間は、親子の絆が最も強くなる時期で、分離不安や見知らぬ人への警戒心が高まります。子どもを部屋に閉じ込めたり、角に置いたりしないで、問題行動があったらすぐに正しい行動を示し、優しい言葉と表情で褒めてあげましょう。
-
しつけは模範となる行動を示すこと
しつけは子どもに安全で思いやりのある言動を教える機会です。親が落ち着いた態度で指示し、感情的にならずに対応する姿は、子どもが将来同じように振る舞う手本となります。子どもの模倣は生涯続くので、常に良い例を示すことが大切です。
