新生児の甲状腺検査について
甲状腺検査は、出生直後に病院で行われる新生児スクリーニングの一環として実施されます。また、出生後2週間の健診でも実施されることが一般的です。この検査は、赤ちゃんが十分な甲状腺ホルモン(T4)を産生しているかどうかを確認します。
甲状腺機能低下症の検査
新生児や2週間齢の赤ちゃんに対して、フェニルケトン尿症(PKU)検査と同時に甲状腺機能低下症の検査が行われます。甲状腺機能低下症は、体内の化学反応バランスが乱れる原因となります。
検査で測定する項目
検査では、甲状腺ホルモンであるサイロキシン(T4)と、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の濃度を測定します。
T4 の結果の意味
新生児の正常範囲は概ね0.6〜1.2 µg/dLです。この範囲より低い場合、甲状腺が十分なT4を産生できていないことを示します。
TSH の結果の意味
TSH の値が高い場合、脳下垂体が甲状腺に対してホルモン産生を促すために大量のTSHを分泌していることを意味します。
診断と治療
赤ちゃんのT4が低く、TSHが高い場合は甲状腺機能低下症と診断されます。この場合、欠乏した甲状腺ホルモンを補う薬剤を毎日投与する治療が必要です。
