乳児の腸トラブルについて
原因
乳児の腸トラブルは、胃腸炎、食物繊維不足、抗生物質の使用などが原因とされています。胃腸炎は腸内ガスがたまり不快感を引き起こします。また、母乳やミルクから離乳食への切り替え時に腸の調子が乱れることがあります。抗生物質は腸内の善玉菌を減少させ、便通に影響を与えることがあります。
下痢
下痢は水様性の便が続く状態で、急性の場合は突然始まり数日で改善しますが、脱水のリスクが懸念されます。ウイルス性胃腸炎(いわゆる胃腸風邪)が原因になることが多いです。一方、慢性下痢は数週間〜数か月続き、乳糖不耐症や食物アレルギーが原因となります。慢性下痢は急性下痢に比べて体への影響が大きく、適切な対処が必要です。
便秘
5日以上排便がない場合は便秘とみなされます。乳児は数日おきに排便することが普通ですが、硬く乾いた便が続くと便秘です。排便時に痛みを伴う、または肛門周辺に血が混じることも症状の一つです。
疝痛(コリック)
コリックの原因ははっきりしていませんが、毎日同じ時間帯に泣き止まない赤ちゃんはコリックと診断されます。胃腸の不快感、ガス、食物アレルギー、授乳方法や時間、乳糖不耐症などが関与していると考えられています。親は不安になりますが、ほとんどの赤ちゃんは成長とともに自然に改善します。
治療法
治療は年齢に応じて異なります。抗生物質が原因の下痢の場合は、医師と相談の上で投薬を中止することがあります。脱水が疑われる場合は、電解質を含む経口補水液を与えるのが基本です。便秘の対処として、2か月未満の乳児には母乳やミルクの摂取量を確認し、必要に応じて少量のコーンシロップを与えることがあります。2か月以上の乳児には、プルーンジュースやすりつぶしたリンゴなどの果物ピューレを取り入れると効果的です。
