赤ちゃんの睡眠時無呼吸とは?症状と対策

原因

睡眠時無呼吸は、睡眠中に呼吸が断続的に止まる状態です。乳児では、脳の呼吸中枢が未熟であることが主な原因とされます。他にも感染症、呼吸器疾患、消化器系の問題、心血管系の異常が関与します。特に出生時期が37週未満の早産児は「早産性無呼吸」のリスクが高く、早産ほど発症しやすくなります。

タイプ

睡眠時無呼吸は大きく3種類に分けられます。

  • 中枢性無呼吸:脳が呼吸筋に信号を送らないために起こります。1歳未満の乳児、特に極早産児に多いです。
  • 閉塞性無呼吸:気道が物理的に閉じることで呼吸が阻害されます。
  • 混合性無呼吸:中枢性と閉塞性が併存する形です。

症状

赤ちゃんが無呼吸かどうかは見分けが難しいことがあります。主な症状は以下の通りです。

  • いびきの後に呼吸が止まる、または息切れする。
  • 呼吸が苦しそうに見える。
  • 顔色が青ざめる、またはチアノーゼが出る。
  • 睡眠中に落ち着かず、頻繁に目を覚ます。

生後6か月未満の赤ちゃんでは、呼吸が速くなったり遅くなったりし、10〜15秒の一時的な停止が見られることがありますが、これは通常の呼吸リズム変化であり、無呼吸とは区別されます。疑いがある場合は小児科医に相談しましょう。

危険性

無呼吸が続くと酸素不足となり、血中の二酸化炭素が上昇します。心拍数の急激な低下や、致命的な状態に至ることもあります。呼吸停止に伴い色の変化、筋緊張の低下、むせや窒息を伴う「顕在的生命危険イベント(ALTE)」が起きることがあります。ALTEが複数回起こると、長期的な健康問題や突然死のリスクが高まります。

治療法

無呼吸が疑われたら、まず赤ちゃんに刺激を与えて呼吸を促します。反応がない場合は、すぐに乳児用CPRを実施し、救急車(911)へ連絡してください。

日常的な治療としては、呼吸や心拍数をモニタリングできるベビーモニターの使用や、呼吸中枢を刺激する薬剤の投与が検討されます。医師と相談し、適切な管理方法を選びましょう。

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