新生児が頻繁に嘔吐する場合の意味とは
げっぷと嘔吐の違い
新生児は授乳後に少量のミルクやミルクを吐き戻す(げっぷ)ことがありますが、ほとんどの場合は正常です。嘔吐はそれよりも強い力で起こり、最近食べていなくても起こることがあります。
新生児はどれくらいの頻度でげっぷしますか?
授乳後に1〜4オンス(約30〜120ml)程度を吐き戻すことが一般的で、特に問題はありません。げっぷは生後約2か月で最も多く、その後徐々に減少し、1歳になる頃にはほとんど見られなくなります。
げっぷの主な原因
胃食道逆流(GER)
食道と胃をつなぐ食道下部括約筋(LES)は、胃の内容物が食道に逆流しないようにするバルブの役割を果たします。新生児ではこの筋肉がまだ未熟で、胃の内容物が逆流しやすくなります。
胃がいっぱいになること
赤ちゃんは一度に摂取できるミルクの量が限られているため、過剰に飲ませると自然に吐き戻すことがあります。
胃内のガス
授乳時に空気を飲み込みやすく、胃にガスがたまると胃の内容物が食道へ押し上げられます。
げっぷが気になるサインは?
以下のような場合は、げっぷが単なる生理現象ではなく、何らかの問題を示している可能性があります。
- 一度に4オンス以上、または強い勢いで吐き戻す
- 1時間に1回以上頻繁に吐く
- 体重が増えない、または減少している
- 脱水症状の兆候がある
- 発熱、下痢、腹痛など他の症状が伴う
心配な場合は小児科医に相談し、必要に応じて検査や治療を受けましょう。
げっぷを予防する方法
- 少量ずつ、回数を増やして授乳する
- 授乳中・授乳後にこまめにゲップさせる
- 授乳後30分間は抱っこして背筋を伸ばした姿勢を保つ
- 過度な過食を避ける
- 哺乳瓶やおしゃぶりの使用時間を適度に制限する
- 流量が遅い乳首を使用する
- 少量の米粉を混ぜてミルクをやや濃くする(医師の指導のもと)
頻繁にげっぷが続く場合は、上記対策が効果的か小児科医に相談してください。
げっぷへの治療アプローチ
ほとんどの場合、特別な治療は不要です。症状が重い、または体重や栄養状態に影響が出ている場合は、医師が胃酸分泌抑制薬やプロトンポンプ阻害薬などを処方することがあります。
すぐに医師に連絡すべきサイン
以下の症状が見られたら、すぐに小児科医に連絡してください。
- 強い勢いで嘔吐する
- 一度に4オンス以上嘔吐する
- 1時間に1回以上嘔吐が続く
- 体重が増えない、または減少している
- 発熱がある
- 下痢がある
- 腹痛がある
- 無気力、反応が鈍い
- 嘔吐物に血液や胆汁が混じっていると感じる
