新生児出血性疾患(HDN)に対する看護介入

出血徴候の観察

乳児に皮下出血(斑状出血や点状出血)、割礼部位からの滲出、メレナ、血尿、鼻・口・臍帯部からの出血などがないか確認します。

出血予防

・乳児を優しく扱い、打撲や皮膚損傷を防止します。
・柔らかい寝具や衣類を使用し、皮膚への刺激を最小限にします。
・直腸温度測定は避け、直腸出血のリスクを減らします。
・母親が抗凝固薬を使用していない場合は母乳育児を推奨します。母乳には血液凝固に必要なビタミンKが含まれます。

ビタミンK投与

出生時にビタミンK1(フィロキノン)を筋肉内(IM)で1回投与し、HDNの予防を行います。

輸血療法

出血が顕著な場合は、失血量の補填と凝固異常の是正のために輸血が必要になることがあります。

血液学的モニタリング

ヘモグロビン、ヘマトクリット、血小板数を定期的に測定し、貧血や血小板減少を評価します。
プロトロンビン時間(PT)および部分トロンボプラスチン時間(PTT)を測定し、凝固状態を確認します。

輸血時の看護ケア

輸血中は発熱、発疹、呼吸困難などの輸血反応の兆候を注意深く観察します。
バイタルサインを頻繁に測定し、特に輸血前後に変化がないか確認します。
血液製剤の適合性を確認し、静脈アクセスと無菌操作を徹底します。

教育と支援

保護者にHDNの概要、予防策、管理方法を説明し、ビタミンK投与の重要性を強調します。

情報共有と連携

小児科医、新生児科医、血液専門医などチームと緊密に連携し、乳児の状態変化を速やかに報告します。

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