子どもの頻繁な排尿の原因

トイレトレーニング中の子どもは1時間に1回程度排尿することがありますが、2時間に1回以下の頻度でトイレに行くのが普通です。これより頻繁にトイレに行く場合は、何らかの問題が考えられます。以下に、子どもの頻繁な排尿の主な原因と対処法を紹介します。心配な場合は小児科医に相談しましょう。

尿路感染症(UTI)

尿路感染症は子どもに比較的多く見られ、5歳までに女児の約8%、男児の1〜2%が経験します。膀胱など尿路に細菌が侵入すると起こります。乳児や幼児では発熱や嘔吐が主症状です。幼児以降は「トイレに頻繁に行きたくなる」や、少量しか出ない、排尿時に痛みを感じる、夜間におねしょをする、発熱といった症状が現れます。トイレ後の適切な拭き取り指導で予防できます。抗生物質で通常2〜3日で治ります。

1型糖尿病

毎年約13,000人の子どもが1型糖尿病と診断されます。この病気は膵臓がインスリンを作れなくなることで血糖が上昇します。頻尿、体重減少、夜間のおねしょ、過度の疲労や喉の渇きが見られます。治癒法はありませんが、食事管理と血糖自己測定、インスリン注射でコントロールできます。医師と密に連携し、適切な管理が重要です。

虫垂炎

虫垂炎は虫垂が炎症を起こす状態で、主に11〜20歳の子どもに多く見られ、幼児では稀です。症状は激しい腹痛、吐き気、発熱、下痢、頻尿です。2歳未満では嘔吐や腹部膨満が目立ちます。放置すると24〜72時間で穿孔し全身に感染が広がりますが、早期手術で完全に回復します。

過活動膀胱

過活動膀胱は頻尿を引き起こす様々な状態を総称したものです。膀胱筋が未熟で痙攣しやすい、ストレスや不安(新学年開始や家庭内のトラブル)などが原因になることがあります。食事中のアレルギーやカフェイン摂取も影響します。多くは5歳までに自然に改善しますが、改善しない場合は医師が薬物療法や膀胱筋トレーニングを指導します。

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