11歳の一般的な総合運動能力
総合運動能力(gross motor skills)は、出生から思春期までに発達し、複数の大きな筋肉群を同時に使って一つの動作を行う能力を指します。乳児期には座る、転がるといった基本的な動作、幼稚園児ではスキップやホップといった簡単な移動が対象です。11歳の子どもになると、バランスや協調性を要する、より複雑なタスクを筋肉群を連携させて実行できるようになります。
複数の筋肉群の連携
楽器演奏はさまざまな筋肉群を同時に使用する典型的な例です。11歳の中学生は、細かな筋肉の発達により、フルートやピアノ、ギターといった比較的複雑な楽器を演奏し始めます。フルートでは腕、手、指、そして口の動きを調整し、ギターでも腕と指の協調が必要です。これらすべてが総合運動能力の一部である「協調性」を強く求めます。
バランス
ダンスは大きな筋肉群の動きに加えて、バランスと協調性が不可欠です。バレエやタップ、あるいは学校のダンスパーティーでのフリーダンスにおいても、11歳の子どもは体の左右のバランスを保ちつつ、腕や腰をシフトさせて動きを作り出します。バランス感覚と協調性は、ダンスパフォーマンスの基礎となります。
協調性
中学のスポーツに参加し始める頃、子どもはタックル、ボールを打つ、パスを投げるなど、全身の筋肉を駆使した動きを行います。この段階ではバランスも重要です。協調性は、ディフェンダーをかわしたり、ボールやパック、バット、スティックを扱う際に不可欠で、ドリブル、パス、キャッチといった複雑な動作をスムーズに実行するために必要です。
このように、11歳の子どもは楽器演奏、ダンス、スポーツを通じて、筋肉群の協働、バランス、協調性という総合運動能力を総合的に高めています。
