子供の喘息に最適な吸入器の選び方
米国では約10人に1人の子どもが喘息を抱えており、頻繁に発作を起こすことがあります。年齢や症状に合わない吸入器を使用すると、症状が悪化する恐れがあります。本稿では、年齢別に最適な吸入器を解説します。
喘息とは
喘息は慢性的な肺の炎症で、気道が狭くなります。発作時には気管支の平滑筋がさらに収縮し、気道が腫れて呼吸が困難になります。
0〜4歳児向けの吸入器
乳児や4歳未満の子どもには、プレスurizedエアロゾル吸入器にスペーサーを組み合わせた方法が効果的です。
プレスurizedエアロゾル吸入器(通称「吸入器」)は液体薬剤を入れたカプセルで、ボタンを押すと薬剤が噴霧されます。スペーサーはプラスチックや金属製のチャンバーで、薬剤の噴出速度を遅くし、未熟な肺へ届きやすくします。また、口への薬剤付着を減らし、カンジダ症のリスクも低減します。
場合によっては、ネブライザーを併用することもあります。ネブライザーは液体薬剤を吸入しやすいミストに変換し、フェイスマスクを通して赤ちゃんが呼吸します。
4〜8歳児向けの吸入器
学童期の子どもには、プレスurized吸入器+スペーサーに加えて、ドライパウダー吸入器(DPI)やブレスアクチュエート吸入器が使用されます。
DPIはカプセル内の粉末薬を吸入器にセットし、深く息を吸い込み、約10秒間息を止めることで薬剤が肺へ届きます。しかし、吸引力が弱いと粉末が十分に細かくならず、効果が減少します。
ブレスアクチュエート吸入器は吸い始めた瞬間に薬剤を噴射し、肺容量が小さい子どもでも比較的効果的に薬剤を届けられます。
8歳以上の子ども向けの吸入器
年齢が上がると、DPI、プレスurizedエアロゾル吸入器(スペーサー有無)、ブレスアクチュエート吸入器など、すべてのタイプが適応可能です。患者の使用感や医師の指示に合わせて選択します。
適切なデバイスの重要性
Children & Asthma in America の調査によると、喘息が十分にコントロールされていないために、子どもは年間2100万日もの学習日を失っています。10人に1人は2週間以上学校を休み、保護者の多くが仕事を欠勤しています。適切な吸入器を選ぶことは、発作の予防と日常生活の維持に不可欠です。医師と相談し、子どもに最適なデバイスを見つけましょう。
