子どもの胃腸トラブル:知っておきたい主な症状と対処法
新米の親にとって、幼児期は子どもの健康に関して不安がつきものです。子どもは時折腹痛を訴えますが、ほとんどは軽度です。しかし、胃腸の症状が続くと、単なる胃もたれ以上の問題が潜んでいることがあります。ここでは、子どもに起こりやすい代表的な胃腸疾患と、その主な症状・注意点をまとめました。
下痢(ディアリア)
5歳未満の子どもに最も多い胃腸症状です。主に感染が原因で、放置すると脱水や栄養失調につながります。米国・カナダでは子どもが年間平均2回の下痢を経験しますが、開発途上国では頻発し成長に悪影響を与えることがあります。主な症状は腹痛、嘔気、全身のだるさです。
便秘
便が硬くなり、排便回数が減少する状態です。3日以上排便がない、腹部の痙攣や排便時の痛みが見られます。見つけにくいこともあり、入院や小児消化器専門医の受診につながることがあります。
胃食道逆流症(GERD)
胃酸や胃内容物が食道に逆流する状態で、子どもや思春期の若者に増加傾向があります。頻繁に起こると食道粘膜を傷つけ、慢性化します。胸やけ、夜間の強い痛み、満腹感の異常感覚が典型的な症状です。
乳糖不耐症
乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が不足または欠如している状態です。先天的に酵素が欠損している赤ちゃんはまれですが、感染やロタウイルス感染後に一時的に起こることがあります。腹痛、膨満感、ガスが主な症状です。
炎症性腸疾患(IBD)
クローン病と潰瘍性大腸炎の2タイプがあります。15歳未満の子どもで年間10万人あたり2〜3人が診断されます。直腸出血、血便、腹痛、トイレに急に行きたくなる感覚などが症状として現れます。
