子どもの股関節手術後リハビリのポイント

姿勢

  • 股関節手術を受けた子どもは、手術の種類に応じて特定の姿勢を避ける必要があります。後方アプローチで手術した場合は、股関節を90度以上曲げないようにし、前方アプローチの場合は脚を後方に伸ばしたり、うつ伏せになったりしないでください。いずれの場合も、脚を体の中心線を越えて交差させず、つま先と膝は前を向け、手術側の股関節を内側に回さないようにします。

    長時間同じ姿勢で座り続けることは避け、1〜2時間ごとに姿勢を変えてください。横向きに寝る際は、手術側の股関節が中立位になるようにし、強い側で寝る場合は膝の間に枕を1〜2個入れて股関節が体を跨がないようにします。

歩行と階段

  • 術後数週間は杖や松葉杖、あるいは歩行器を使用して歩行や階段の昇降を行います。小さい子どもや協調性が十分でない子どもは歩行器を利用します。医師や理学療法士の指示に従い、徐々に手術側の足に体重をかける練習を行い、数週間かけて完全荷重へ移行します。無理に体重をかけると股関節を傷め、再手術が必要になることがあります。

    階段を上るときは、まず健側の足で踏み出し、次に手術側の足、最後に松葉杖や歩行器を置きます。下るときは逆の順序で、下の段に松葉杖や歩行器を置き、次に手術側の足、最後に健側の足で着地します。

日常生活

  • 手術後は前かがみや深くしゃがむ動作を避け、体重管理のためにバランスの良い食事を心がけます。トイレは便座が高いバリアフリータイプを使用し、家庭でも高めの便座カバーを用意すると良いでしょう。手術直後は浴槽に座ることは控えてください。

エクササイズ

  • 理学療法士から指示されたエクササイズは必ず実施し、リハビリの効果を最大化し回復期間を短縮します。水泳やエアロバイクは股関節に負担が少なくおすすめです。水泳は傷口が完全に治癒した後に行い、幼児や泳げない子どもは必ず大人が同伴してください。エアロバイクはシートをやや高く設定し、股関節が過度に曲がらないようにします。使用開始は術後4週間以降、または理学療法士の指示がある場合に限ります。

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