子どもの甲状腺機能低下の兆候と症状とは?
甲状腺は代謝や成長・発達に関わるホルモンを産生する重要な臓器です。甲状腺の働きが低下すると(甲状腺機能低下症)、ホルモンが不足し、子どもの成長や発達に深刻な影響を及ぼします。早期に症状を把握し、医師の診断と適切な治療を受けることが大切です。
一般的な症状
疲れやすさ、だるさ、便秘、体重増加、寒さに対する感受性の増大、声がかすれる、筋力低下、顔のむくみ、皮膚・髪・爪の変化など。
一過性甲状腺機能低下症
出生時に甲状腺ホルモンが一時的に低下することがありますが、時間とともに正常に戻ります。長期的な治療は不要です。
先天性甲状腺機能低下症
出生直後に食欲不振、便秘、低体温、脈拍の遅さ、黄疸、眠気が強く泣き声が少ないなどの症状が現れます。
数週間後には成長不良、かすれた泣き声、臍ヘルニア、乾燥肌・乾燥毛、反射の遅さ、舌の肥大などが見られます。治療が遅れると永久的な脳障害のリスクが高まります。
小児・思春期の甲状腺機能低下症
成長速度の低下、手足の短縮、歯の発育遅延などが診断の手がかりになります。また、疲労感、エネルギー不足、寒さに敏感、体重増加、便秘といった一般症状も伴います。
甲状腺が腫れる(甲状腺腫)や結節ができることもあり、頸部に腫れやしこりが触れた場合は甲状腺疾患の可能性があります。
