子どもの頭皮が乾燥する原因と対策

子どもの頭皮が乾燥すると、かゆみやフケが出て不快に感じますが、ほとんどは深刻な病気ではありません。原因に応じた適切な対策を取ることが大切です。

頭部白癬(ティーネ・カピティス)

白癬はカビ感染の一種で、子どもの頭皮に乾燥した鱗屑や斑状の抜け毛が見られます。リングワームとも呼ばれ、診断には皮膚のスクレーピングが必要です。治療は主に経口抗真菌薬で行い、炎症性の結節や分泌物がある場合も同様です。

乳児湿疹(頭皮脂漏性皮膚炎、いわゆる乳かゆみ)

生後すぐの赤ちゃんに多く見られる脂漏性皮膚炎は、乾燥したかさぶたや黄白色の鱗屑が特徴です。通常は自然に改善しますが、油やワセリン、低濃度のヒドロコルチゾン軟膏を数時間塗布すると症状が和らぎます。1歳以降はフケ防止シャンプーを使用すると効果的です。症状が全身に広がる場合は医師に相談しましょう。

アトピー性皮膚炎(湿疹)

アトピー性皮膚炎が頭皮に現れると、かゆみと乾燥が同時に起こります。子どもは頭部だけでなく、体の他の部位にも同様の湿疹ができることがあります。適切な保湿とステロイド外用薬で症状をコントロールします。

乾癬(かんせん)

乾癬は頭皮に厚い銀白色の鱗屑が付着し、掻くと出血することがあります。市販のコールタール配合シャンプーが症状緩和に役立つことがありますが、診断と治療は皮膚科医に任せましょう。

疥癬(かいせん)

疥癬は非常に小さなダニが皮膚の表層に潜み、死んだ角質を食べます。頭皮だけでなく体全体にかゆい発疹が広がります。家族全員が治療を受ける必要があり、医師の指示に従って薬剤を使用してください。

乾燥頭皮・フケ

季節の変わり目や乾燥した空気、アレルギー、保湿不足が原因で頭皮が乾燥し、フケが出ます。シャンプーやヘアケア製品の変更も影響します。寒い季節は特に乾燥しやすいため、こまめに洗髪し、保湿コンディショナーでケアし、子どもに十分な水分補給をさせましょう。3週間以上改善しない場合は医師に相談してください。

頭皮の乾燥は多くの場合、適切なケアと早期の治療で改善できます。症状が長引く、広がる、出血や膿が見られる場合は必ず専門医の診察を受けましょう。

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