言語発達の段階
前言語段階(0〜1歳)
生後1歳未満の乳児は前言語段階にあり、泣き声や鳴き声で欲求を伝えます。保護者とやり取りする中で、赤ちゃんはバブリング(無意味な音)を発し、目を合わせ、ジェスチャーや表情、保護者の言葉や顔の真似を行います。
単語段階(約1歳)
1歳前後になると、子どもは実際の単語を話し始めます。1語で全体の意味を伝える「ホロフラスティック」発話が特徴で、身体言語やジェスチャー、表情で意味を補足します。例:赤ちゃんが哺乳瓶を掲げて「もっと」と言えば、親は「もっとミルクが欲しい」と理解できます。
テレグラフ的発話(約18か月)
18か月頃になると、子どもは2語の組み合わせで意思を表します。例:「ボトル どこ?」は「ボトルはどこにあるの?」という意味です。この段階でも表情や指差しなどで意味を補強します。
複数語文(約2歳)
2歳になると、子どもは3語以上の文を使い始め、接頭辞や接尾辞で時制を示します。例:「I falled(私は倒れた)」のように過去形を示す「-ed」を付けようとします。また、質問を頻繁に行うようになります。
複雑文法構造(2〜3歳)
2〜3歳になると、文法がさらに複雑になり、代名詞や前置詞、接続詞を正しく使用できるようになります。この頃には、家族以外の大人でも子どもの言葉が概ね理解できるようになります。
大人並みの言語(5〜6歳)
5〜6歳になると、子どもは不規則動詞や複数形、疑問文と陳述文の区別など、成人に近い文法を使いこなします。形容詞・副詞も適切に用い、複合文や複雑文を自然に話すようになります。発音に若干の誤り(例:rをwで言うなど)は残りますが、会話はほぼ流暢です。
