子ども向け口唇ヘルペス(熱ブリスター)治療ガイド

市販薬

ほとんどの熱ブリスターは自然に治りますが、治癒期間を短縮したい場合は市販の外用薬が有効です。痛みやかゆみ、赤みを和らげるために、ドコサノール(商品名:アブレバ)などの抗ウイルスクリームを使用してください。ただし、12歳未満の子どもには使用を避け、医師に相談しましょう。痛みが強い場合は、子ども用アセトアミノフェンやイブプロフェンを服用させます(アスピリンは絶対に与えないでください)。

自宅でできる代替療法

症状が出たらすぐに氷で冷やすと腫れと痛みが軽減します。レモンバーム(ミント科)はヘルペスウイルスの増殖を抑えるモノテルペンとセスキテルペンを含みます。細かく刻んだ葉2〜3小さじを水半カップで抽出し、綿球に含ませて1日数回患部に塗布してください。また、ミルラの粉末1〜2小さじを沸騰した水1カップに入れ、10〜15分抽出した液を同様に使用します。

処方薬

市販薬や自宅療法で効果が見られない、または痛みが強い場合は医師に相談しましょう。抗ウイルス剤(ヌクレオシド類)として、1%ペンシクロビル軟膏、アシクロビル、バラシクロビルが小児用に承認されています。重症例では抗生物質や、ベナドリルとカオペクテートを配合した処方用うがい薬で痛みを緩和します。生後6か月未満の乳児が熱ブリスターを発症した場合は、すぐに小児科医に連絡してください。

食事の工夫

ヘルペスウイルスは必須アミノ酸のアルギニンを利用します。頻繁に発症する子どもには、ナッツ、チョコレート、種子類などアルギニンが多い食品を控えさせ、リジンが豊富な腎臓豆、エンドウ、鶏肉、魚、トウモロコシなどを積極的に取らせましょう。発症初期は飲食が痛むことがあるので、水分補給をしっかりさせ、辛いものや酸性の食べ物は避けます。

予防策

ヘルペス単純ウイルスは6か月〜3歳で感染しやすく、根治はできませんが再発を抑える方法はあります。紫外線は発症のトリガーになるため、日焼け止めを使用してください。風邪など免疫力が低下するとウイルスが活性化するため、早期治療と健康管理が重要です。患部に触れたら必ず手を洗い、キスや接触で他部位や家族への拡散を防ぎましょう。

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