二親がいる家庭で育つ子どもへの影響
2009年、米国の子どもたちの70%が二親世帯で生活しており、そのうち88%が実親と同居していました。二親世帯の子どもは、経済的、健康面、教育面、心理的な困難を経験する確率が低いとされています。
経済的な利点
二親世帯の子どもは、単親世帯に比べ貧困状態になる可能性が低く、経済的安定は子どもの健康全般に好影響を与えます。貧困ライン以上で育つ子どもは、教育上や行動上の問題が起きにくいとされています。
健康面の利点
二人の既婚の親と暮らす子どもは、他の家族形態の子どもに比べ全体的な健康状態が良好です。ノースカロライナ州家族政策評議会によると、親の離婚は子どもの寿命を平均4年短縮します。完全な家族で育つ子どもは虐待を受けるリスクが低く、親の婚姻状況は乳児死亡率にも影響します。未婚の母から生まれた子どもは、乳児死亡リスクが50%高くなります。
学校での行動
米国価値研究所の調査によると、二親で育つ幼児は、行動障害(ADHDなど)になる確率が3分の1です。また、完全な家庭の子どもは遅刻や授業欠席が30%少なく、特に男子は不良行為が少ない傾向があります。ただし、二親家庭内で高い対立がある場合は、離婚家庭や単親家庭の子どもよりも不良行為が増えることがあります。
学業面の利点
二親で育つ幼児はリテラシー活動に積極的で、学校では学年相当の成績を取る確率が高いです。実親と同居する子どもは、継親やシングルマザーと比べ読解力テストで高得点を取ります。一方、単親家庭の子どもは数学の成績が低くなる傾向があります。完全な家庭の子どもは高校中退率が低く、大学進学率が高いとされています。
危険行動のリスク低減
完全な家庭で育つ子どもは、タバコ、アルコール、違法薬物の使用率が低く、性的行動も抑制されます。二親で育つ女子は、シングルマザー家庭に比べ十代の妊娠率が低いです。また、14歳までに逮捕される確率は、単親や継親家庭の子どもの半程度です。父親不在の男子青年は逮捕リスクが最も高いと報告されています。
