ADD(注意欠陥多動性障害)治療に用いられる処方薬の概要

ADD(注意欠陥多動性障害)の治療に使用される処方薬については、賛否が分かれています。効果や副作用を正しく理解し、子どもに最適な治療を選ぶことが重要です。以下に主な薬剤とその特徴、注意点をまとめました。

作用機序

ADD治療薬は主に中枢神経刺激薬で、脳内のドーパミンとノルエピネフリンの濃度を上げます。これにより記憶形成が促進され、注意力が向上します。

アデラル(Adderall)

3歳以上の子どもに使用可能です。1回の投与で約6時間効果が持続し、他の薬に比べ離脱症状が少ないとされています。

コンセータ(Concerta)

刺激薬ですが副作用は比較的軽く、離脱症状も穏やかです。1回で12時間効果が続き、必要に応じて錠剤を半分に割って用量調整が可能です。対象は6歳以上です。

デイトラナ(Daytrana)

6〜12歳の子どもが使用する経皮パッチ型です。6時間装着し、薬効はさらに3時間持続します。

リタリン(Ritalin)

元々は6時間作用型でしたが、現在は徐放性や長時間作用型もあります。6歳以上で使用可能ですが、副作用は他の薬に比べやや強いとされています。

ストラテラ(Strattera)

非刺激薬で副作用が少ないのが特徴です。1日1回または2回服用し、徐々に用量を増やすため、治療効果が安定するまでに4〜6週間かかります。

治療上の留意点

子どもの状態や生活の質を考慮し、必要に応じて薬剤を変更することがあります。複数回の薬剤変更でも効果が得られない場合は、薬に頼らない代替療法(行動療法や環境調整)も検討してください。

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