シラミは卵から何匹生まれるのか?
成虫と卵の大きさ
成虫のシラミはごま粒ほどの大きさで、黄褐色から茶色です。6本の足があり、産卵から成熟まで約9〜12日かかります。
シラミの卵(ニット)は、点の大きさほどの楕円形で、毛髪の軸に接着剤のような粘着物でくっついています。角度を付けて付着し、透明な茶色から黄色、黄土色まで、成長段階により色が変わります。
生活サイクル
卵1つからは1匹のシラミしか孵化しません。卵は産まれてから約7〜10日で孵化し、さらに7〜10日で成熟し、産卵を開始します。成虫は1日あたり最大6個の卵を産み、宿主の頭部に最大30日間生存します。
宿主から離れると24〜48時間で死んでしまいますが、卵はもう少し長く残り、除去が難しいため再感染の原因になります。
治療法
市販のシラミ駆除剤は「殺虫剤(成虫用)」と「卵殺剤(卵用)」の両方を含むものを選びます。使用後はシラミコームで頭髪を丁寧に梳き、残ったニットがないか確認します。1つでも残ると孵化し再感染しますので、初回治療の10日以内に2回目の処置を行うことが推奨されます。代表的な製品は LiceMD、Licefree、RID、Nix などです。
家庭での対策
マヨネーズ、オイル、ワセリンなどで頭髪を覆い、シラミを窒息させる方法がよく語られますが、完全な除去は保証できません。
自然療法
殺虫剤を使わない代替として、ティーツリーオイルやユーカリオイルが嗅覚でシラミを寄せ付けにくくするとされています。主に予防目的で使用します。
考慮すべき点
シラミは「汚れた人」だけが罹るという誤解がありますが、実際は清潔な髪、特に油分が少なく滑らかな髪に好んで寄り付きます。毎日シャンプーしてもシラミは水やシャンプーで落ちません。卵が付く接着剤は非常に強力で、除去が困難です。
予防策
長髪の子どもは三つ編みやポニーテールにすると効果的です。短髪にする、頭髪をシラミが潜む可能性のある場所から遠ざける、そして週に数回、耳の後ろ・頭頂部・首の後ろを重点的にチェックすることが重要です。
