子どもの尿路感染症(UTI)のサインと症状
膀胱や尿路に細菌が侵入し増殖すると、尿路感染症(UTI)となります。通常、排尿で細菌は尿道から流れ出ますが、まれに根付き腎臓まで感染が広がることがあります。子どものUTIの兆候に早めに気付くことで、腎臓感染という重篤な状態になる前に適切な治療を受けられます。
排尿時の痛み(灼熱感)
幼児は排尿時に焼けるような痛みや刺すような感覚を訴えることがあります。言葉で表現できない赤ちゃんや幼児は、泣き叫んだり機嫌が悪くなったり、食事や遊びを拒むことで不快感を示すことがあります。
排尿回数の増加
尿意を頻繁に感じても、出る尿の量が少ないことがあります。トイレトレーニング中の子どもは、頻尿に加えて「おむつ漏れ」や「失禁」の回数が増えることがあります。特に女児は尿道が短く、トイレトレーニング期に細菌が入りやすいため、約20人に1人がUTIを起こすとされています。
発熱
UTIに必ずしも発熱が伴うわけではありませんが、乳幼児では発熱が唯一の手掛かりになることがあります。発熱が続き102°F(約39℃)以上で高熱が止まらない場合や、寒気や熱性けいれんを伴う場合は、腎盂腎炎の可能性が高く、速やかな医療受診が必要です。
尿の色や匂いの変化
尿が濁っていたり、血が混ざっているように見えることがあります。また、通常よりも強い悪臭を感じることもUTIのサインです。
背部・腹部の痛み
軽度のUTIで背中の不快感が出ることがありますが、強い背部・側腹部・腹部の痛みは腎臓感染を示すことが多いです。腹部を軽く押すと痛みを訴える場合は注意が必要です。
嘔吐
特に乳幼児は嘔吐を伴うことがありますが、嘔吐は腎臓感染が進行しているサインであることが多いです。
これらの症状が見られたら、早めに小児科や泌尿器科を受診してください。
