子どもの皮膚トラブルと対処法
子どもはさまざまな皮膚トラブルにかかりやすいですが、ほとんどは軽症で家庭でのケアや市販薬で対処できます。清潔を保ち、こまめに手を洗うことが予防の基本です。以下に代表的な皮膚疾患とその対処法をまとめました。
水虫(リングワーム)
赤い円形の発疹が見られる場合は水虫の可能性があります。皮膚糸状菌が死んだ皮膚や毛髪、爪を栄養源にして感染します。粘膜への侵入はありません。かゆみが主症状で、タオルや直接の皮膚接触で広がります。市販の抗真菌クリームで治ります。
いぼ
白い小さな隆起はヒトパピローマウイルスが原因のいぼです。湿った部位にできやすく、現れるまで時間がかかります。凍結、乾燥、レーザー、薬剤などで除去しますが、再発することがあります。裸足で歩く、感染者や汚染物に触れると感染しやすく、子どもに多いです。
発疹(皮膚炎)
腫れや丘疹、かゆみを伴う発疹は皮膚炎と呼ばれます。熱がある場合は全身の病気のサインになることがあります。蕁麻疹はアレルギー反応でヒスタミンが放出されて起こります。代表的なものは湿疹、刺激性接触皮膚炎、アレルギー性接触皮膚炎です。日焼けは刺激性接触皮膚炎、ウルシはアレルギー性接触皮膚炎の例です。軟膏やローション、必要に応じて薬で治療します。
ロゼオラ(幼児発熱性発疹)
生後6か月から2歳までの幼児に多く見られます。高熱と呼吸器症状の後に、かゆみのない平らな小さな丘疹が現れます。熱が下がった後に発疹が出るのが特徴です。アスピリンは使用しないでください。
水痘(水ぼうそう)
水痘ウイルス(帯状疱疹ウイルス)が原因で、全身に水疱ができ、2〜4日でかさぶたになります。かゆみが強く、掻くと痕が残りやすいです。オートミールの入った布やカラミンローションでかゆみを和らげ、涼しく保ちましょう。すべての水疱がかさぶたになると感染力はなくなります。回復までに約2週間かかります。
膿痂疹(インペティゴ)
皮膚が傷ついた部分に黄色いかさぶたができる細菌感染です。水疱が破れた後に黄白色のかさぶたが形成されます。抗菌軟膏や内服抗生物質で治療します。接触で広がりやすいため、皮膚を清潔に保ち、爪を短く切って掻き傷を防ぎましょう。
子どもの皮膚はデリケートです。症状が軽いうちに適切なケアを行い、必要に応じて医師の診察を受けましょう。
