子どもの呼吸器系の構造と健康管理
呼吸器系は外部から酸素を取り入れ、体内の必要な部位へ供給するとともに、二酸化炭素など不要なガスを排出します。子どもは有酸素運動などで呼吸器系を健康に保つことが大切です。
喉頭(声帯)
喉頭は舌の後ろに位置し、鼻腔や口腔からの空気を肺へ導く役割を持ちます。また、開口部の大きさを調整して空気を振動させ、音を発生させます。思春期になると喉頭の壁が厚くなり、声が変化します。
肺
肺は軽く弾力のある臓器で、吸い込んだ酸素を血液に取り込みます。左右の胸腔に分かれて存在し、右肺がやや大きいことが多いです。成長とともに肺の容量は増加しますが、運動量や大気汚染・たばこの煙への曝露が影響します。子どもは有酸素運動を積極的に行い、汚染やたばこの煙を避けることで肺を大きく強く育てられます。
鼻腔と口腔
鼻腔は空気を取り込み、粘液と繊毛で有害な粒子や細菌を除去して肺へ送ります。一方、口からの呼吸はこのようなフィルタ機能がなく、汚染物質がそのまま肺に届く恐れがあります。できるだけ鼻呼吸を習慣づけることが、子どもの呼吸健康につながります。
横隔膜
横隔膜は肺と心臓を胃腔の臓器から分ける薄い筋肉です。吸息時に収縮して下がり、呼気時に弛緩します。上部の腹筋と連動して呼気量を調整できるため、楽器演奏や歌唱にも重要です。子どもはヨガの呼吸法などで横隔膜の筋力を高めると良いでしょう。
気管・咽頭・喉頭蓋
気管は肺と口・鼻腔をつなぐ管で、空気の通路です。気管の上部にある咽頭は口で噛んだ食べ物を受け取り、食道へ送ります。喉頭蓋は呼吸時に食道を閉じ、空気が気管へ流れるようにし、飲食時には気管を閉じて食物が食道に入るようにします。
