子どもの顎に関する問題と対策
顎に関する問題は幼少期に発症することが多く、永久歯の生え方が乱れたり、顎自体の形態異常が起こります。顎関節症(TMJ)や歯ぎしりも子どもの頃に現れ、成人になるまで診断されないことがあります。これらはできるだけ早期に歯科医や口腔外科医に診てもらい、悪化を防ぐことが重要です。
歯並びの問題
子どもに多い顎の問題の一つは、永久歯が顎に埋まったまま生えてくることです。特に奥歯が顎内に引っかかると激しい痛みを伴い、顎の形が変形することがあります。治療は外科的に顎に小さな穴を開け、矯正装置でゆっくりと歯を抜き出す方法が取られます。
顎の形態異常
顎の形態異常は、顎が正常に発達しない状態を指します。先天的な過度の前突(オーバーバイト)や逆噛み(アンダーバイト)などがあります。重度になると噛む・飲み込む際に痛みが生じます。過密歯列や乳歯が抜け残ることが原因で顎が変形することもあります。矯正歯科や顎形成外科で矯正・手術により改善します。
顎関節症(TMJ)
顎関節に外傷や摩耗が起こると、顎や耳に痛みが走り、クリック音や腫れ、顎が開かなくなることがあります。顎関節症は子どもの頃に発症し、成人まで続くことが多いです。治療は鎮痛剤、温熱療法、理学療法、咬合スプリント、コルチゾン注射、重症例では外科手術が行われます。
歯ぎしり
子どもも大人も、ストレスや不安から歯ぎしりをすることがあります。顎関節症のサインであることもありますが、多くは睡眠中の無意識的な習慣です。
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)
主に子どもがかかる感染症で、顎や頬が腫れ、痛みを伴います。発熱や頭痛も見られ、症状は1週間ほどで軽快し、2週間以内に完治します。ワクチン接種で予防できますが、治療薬はありません。
