子どもの続く発熱について
発熱とは体温が上昇することで、風邪やウイルスなどの基礎疾患の症状であることがあります。子どもにおける継続的な発熱(慢性発熱)は、時間をかけて何度も繰り返すことを指します。発熱は体が病原体に対抗し、免疫システムを活性化させる自然な反応です。体温は約37.8℃(100.4°F)から約40℃(104°F)まで上昇することがあります。
原因
- ウイルス感染や風邪が繰り返し起こることが主な原因です。
- 結核、腸チフス、マラリアなどの再発性感染症も考えられます。
- 全身性エリテマトーデス(SLE)や若年性関節リウマチなどの自己免疫疾患も発熱の原因となります。
治療法
- 軽度の感染による慢性発熱には、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの解熱剤で体温を下げ、頭痛や悪寒を和らげます。
- 十分な休養と水分補給を心がけ、脱水を防ぎます。必要に応じて小児用電解質飲料を使用します。
- ぬるめの入浴や薄着にすることで体温調節を助けます。
- 自己免疫疾患など根本的な疾患がある場合は、専門医の指示に従い、適切な薬物療法や免疫抑制剤で治療します。
検討すべき点
- 原因が特定できない場合、若年層では細菌感染や結合組織の炎症が疑われます。
- 不明熱が続く場合、PET(ポジトロン断層撮影)検査を行うことがあります。PETは放射性核種を用いた画像診断で、臓器の三次元画像を取得し、早期診断に役立ちます。
予防策
- 発熱の予防は完全ではありませんが、こまめな手洗いは感染リスクを低減します。
- トイレ使用後、食事前、動物と触れ合った後など、定期的に手を洗う習慣を身につけさせましょう。
警告サイン
- 発熱に加えて首のこりや屈曲困難、光に対する過敏症がある場合は、髄膜炎の可能性があります。髄膜炎は緊急の医療処置が必要な重篤な感染症です。
