子どもの咳と熱:原因・タイプ・対処法
原因
子どもの咳や熱は、ウイルス性と細菌性の感染症が主な原因です。ウイルス性には風邪やインフルエンザがあり、抗生物質は効きません。自然に数日で回復します。細菌性には中耳炎、溶連菌性咽頭炎、気管支炎、副鼻腔炎、肺炎などがあり、抗生物質で治療し、通常は7〜10日で改善します。
熱の種類
子どもの正常体温は約36.5〜37.2℃(97〜99°F)です。低熱は37.2〜38.3℃(99〜100.9°F)、一般的な熱は38.3〜39.7℃(101〜103.5°F)。103.6°F(約39.8℃)以上の高熱は注意が必要です。
咳の種類
感染症の部位や粘液の量により、咳の音は異なります。風邪やインフルエンザ、細菌性の気管支炎や肺炎では、痰が絡む「ガラガラ」や「カンカン」した咳が出ます。これは体が余分な粘液を排出しようとする正常な反応です。一方、溶連菌性咽頭炎や副鼻腔炎、中耳炎では乾いた「乾いた咳」や痰が出ない咳が見られます。
家庭での対処法
- 蒸し風呂:シャワーで湯を出し、ドアを閉めて20分ほどスチームを作り、子どもと一緒に入ります。蒸気が肺に浸透し、痰が柔らかくなります。
- 加湿器:寝室に加湿器を置き、必要ならユーカリやペパーミントのエッセンシャルオイルを数滴加えて咳を和らげます。
- 解熱薬:アセトアミノフェンやイブプロフェンの市販薬で熱を下げます。アスピリンはライ症候群のリスクがあるため、子どもには使用しません。
医療機関での治療
重度の咳や高熱が続く場合は、小児科医に相談してください。処方薬が必要になることがあります。市販の咳止めや去痰薬は医師の指示なしに使用しないでください。肺炎など重篤な感染症は早急な治療が不可欠です。
留意点
熱は体が感染と闘う自然な反応です。低熱は子どもが不快でない限り無理に下げる必要はありません。むしろ、体の免疫活動を妨げないように配慮しましょう。
