子どもの先天性外反足(クラブフット)の原因と対策は?
先天性外反足(クラブフット)は、生まれつき足の骨・靭帯・関節が変形し、足が内側に曲がってしまう先天性疾患です。出生時の発生率は千人に約1.2人で、片足だけでなく両足に起こることもあります。生命に直接関わる危険はありませんが、正常な歩行や発達に支障をきたすことがあります。
概要
足や足裏の靭帯・骨・腱が変形し、足が内側にねじれた状態になります。痛みはほとんどなく、子どもが歩く際に足を平らに置くことが難しくなるのが主な症状です。約半数の症例で両足が同時に影響します。
原因
正確な原因はまだ解明されていませんが、喫煙、感染症、薬剤、その他の有害化学物質への曝露などの環境要因が骨の発育に影響し、クラブフットを引き起こす可能性があります。アバディーン大学の研究では、胎児期にクラブフットの発症に関与する特定の遺伝子が同定されています。
手術療法
全症例の約5%が手術を必要とします。かつては手術が主な治療法とされていましたが、約50年前に確立されたポンセティ法の普及により、手術の必要性は大幅に減少しています。
非手術的アプローチ
米国で最も一般的なのはポンセティ法です。この方法は、骨がまだ柔らかく変形しやすい新生児期に、足を徐々に回転させながらキャスト(石膏)で固定し、約8週間で足の形状を正常に導きます。
予防策
原因が完全に判明していないものの、喫煙がリスクと強く関連しているため、妊娠中の喫煙は避けるべきです。遺伝的要因については予防が難しいものの、出生前診断で遺伝子検査を行うことで、リスクが高い場合に事前に備えることが可能です。
