子どものベナドリル(ジフェンヒドラミン)の副作用とは?
ベナドリルは、アレルギー、かゆみ、蜂刺傷、昆虫咬傷、帯状疱疹、毒ウィロウ、腫れなどの症状を和らげる、市販の抗ヒスタミン剤です。鼻水やくしゃみの緩和にも効果があります。製造元のMcNeil‑PPCは、子どもを眠らせる目的で成人用量を与えることを防止するため、すべてのパッケージに「子どもを眠らせるために使用しないでください」と記載しています。
投与量の基本情報
- 1歳未満の乳児に対しては、睡眠目的でベナドリルや他の鎮静剤を使用しないことが推奨されています(AskDrSears.com)。
- アレルギー反応の治療の場合、体重1ポンド(約0.45kg)あたり0.5mgを4~6時間ごとに投与します。
- 新生児、早産児、12歳未満の子どもには必要な場合を除き使用しません。
- 1日あたりの最大摂取量は300mgを超えてはいけません。
- 12歳以上になると、4~6時間ごとに1〜2錠(25mg/錠)を服用できます。
妊娠中・授乳中の母親
- 妊娠中や妊娠を計画している女性は、ベナドリルの使用を控えるのが一般的です。
- 授乳中の母親もベナドリルは母乳に移行するため、使用は避けるべきです。
副作用
- 子どもでは極度の眠気、覚醒低下、強い鎮静が起こることがあります。
- 逆に中枢神経刺激により不安、恐怖、衝動的な行動が現れることもあります。
- 胸部の充血、吐き気、嘔吐、頭痛、筋力低下、便秘、食欲不振、めまい、口・喉・鼻の乾燥などが報告されています。
過剰摂取の症状
- 痙攣、幻覚、死亡に至るケースがあります。
- 成人用量や12歳相当の量を小児に与えると過剰摂取となり、命に関わります。
- 症状例:中枢神経抑制または刺激、口の乾燥、瞳孔散大、皮膚の発疹・紅潮、胃腸刺激、視覚障害、排尿困難や疼痛。
- ジフェンヒドラミン(ベナドリルの主成分)の過剰摂取により、米国では毎年6歳未満の子どもで20〜30人が死亡しています。
- 過剰投与を故意に行った場合、法的に罰せられる可能性があります。
対処法
- 過剰摂取の疑いがある場合は、直ちに救急部へ搬送してください。
- 正しい用量で使用すればベナドリルは安全なアレルギー治療薬ですが、過量や睡眠目的の使用は非常に危険です。
