学習障害のある子どもの特徴
子どもが落ち着いて座れない、静かにできない、衝動的に行動する、言語や数的な課題に苦労する、宿題や家事を最後までやり遂げられない場合、学習障害の可能性があります。医師はディスレクシア(読字障害)、ディスカルキュリア(算数障害)、ディスグラフィア(筆記・微細運動障害)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)などを検査します。
ディスレクシア(読字・書字障害)
ディスレクシアの子どもは読むのが非常に遅く、苦痛を伴います。音声で情報を聞く方が理解しやすく、文字を正しい順序で書くことやスペリング、単語の記憶にも困難があります。数学問題にも苦手意識を示すことがあります。静かな環境でパソコンや大型文字の教材を利用すると学習効果が高まります。
ディスカルキュリア(算数障害)
ディスカルキュリアの子どもは基本的な数概念や足し算・引き算、分数、貨幣計算などを理解しにくいです。数列や曜日、時間の順序を把握するのも苦手です。図解や音楽、コンピュータを使って問題を示すと理解が進みます。
ディスグラフィア(筆記・微細運動障害)
ディスグラフィアの子どもは細かな運動能力が低く、文字を書くのが不安定で時間がかかります。文字の大きさや間隔が揃わず、書き途中で手が痛むこともあります。思考と同時に書くことが難しいため、ペンのグリップ補助具や学習支援用ソフト、パソコンの活用が有効です。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
ADHDは注意散漫型、過活動・衝動型、混合型の3つに分かれます。過活動・衝動型の子どもは席に座れず、走り回ったり他の子の遊びに割り込んだりします。会話中は大声で話しすぎ、他者の発言を遮り、順番を待つのが苦手です。行動指導や必要に応じた薬物療法で個々のニーズに対応します。
