子どもの睡眠問題と対策
睡眠は子どもの健康、成長、発達に不可欠です。しかし、発達段階に応じて様々な睡眠トラブルが起こります。多くは自然に解消しますが、穏やかな就寝ルーティンや適切な対応で改善できます。心配な場合は小児科医に相談しましょう。
分離不安
生後約6か月頃から分離不安が始まり、幼児期まで続くことがあります。子どもは寝るときや夜中に目が覚めたときに親のそばにいたがります。自己安定(セルフスーズ)を促すと不安が軽減されます。また、ブランケットやお気に入りのぬいぐるみなどの安心アイテム、ナイトライトの使用、就寝前に「しばらくは見守ります」旨を伝えることも有効です。
就寝への抵抗
幼児や学童は、独立心の芽生えや活動欲求、寝ると遊べなくなる不安からベッドに入ることを嫌がります。泣き叫んだり、ベッドから出てしまうことがあります。対策としては、昼寝や遅くまで寝ることを減らす、心地よい就寝ルーティンを作る、ベッドに入ったら静かに見守り、就寝後の騒音を控えるなどがあります。
恐怖・悪夢・夜驚症
想像力が豊かになると、モンスターへの恐怖や悪夢が出やすくなります。悪夢は自然な発達の一部で、抱きしめる、安心アイテムやナイトライトを提供する、恐怖克服の物語を読む、恐怖を与える映像を控えることで和らげられます。夜驚症は睡眠中に激しい恐怖反応が起き、叫んだり歩き回ったりします。対処は子どもを安全に保ち、通常の睡眠へ戻すことが基本です。
夜間尿失禁(おねしょ)
トイレトレーニングが完了した子どもが、月に2回以上無意識に尿を漏らす状態を指します。多くは夜間に起こりますが、日中に起こることもあります。ストレスや膀胱の感覚に気づかないことが原因です。対策としては、就寝前のトイレを徹底し、頻繁にトイレに行かせる、夜間尿失禁アラームや成功した夜のご褒美制度を利用することが有効です。改善しない場合は医師に相談し、適切な治療を受けましょう。
