症状
小児の副鼻腔炎は、10〜14日続く風邪に似た症状が現れます。具体的には、透明または色のついた鼻水、昼間は軽い咳でも昼寝や夜になると咳がひどくなる、鼻汁の垂れによる喉の痛み、口臭、発熱などが挙げられます。さらに、約半数の子どもは同時に中耳炎を併発します。
家庭でできる対処法
蒸気を利用したケアが効果的です。浴室のシャワーを温かいお湯で満たし、ドアを閉めて子どもと一緒に15分ほど蒸気を吸わせましょう。これにより鼻詰まりが緩和されます。また、加湿器や蒸気吸入器を子どもの寝室に置き、室内の湿度を上げると副鼻腔の乾燥を防げます。エッセンシャルオイル(ユーカリ、ローズマリー、ペパーミント)を数滴加えると、さらに呼吸が楽になります。
医療機関での治療
治療が遅れると症状は1週間以上、場合によっては数か月続くことがあります。小児科医は細菌感染を抑えるために抗生物質を処方し、鼻汁を薄める点鼻薬や鼻スプレーを勧めることがあります。血管収縮薬(デコンジェスタント)は症状緩和に使われますが、根本的な治癒を促すわけではありません。抗ヒスタミン薬は粘液を濃くし、回復を遅らせるため、子どもの副鼻腔炎には適しません。
予防・対策
副鼻腔炎は風邪が原因で起こることが多いため、手洗いの習慣付けが第一の予防策です。また、水泳時は鼻をつまむか鼻栓を使用し、鼻に水が入らないように注意しましょう。予防接種の接種状況を最新に保つことも、感染リスクを下げる重要なポイントです。
留意点
稀に、10日以内に急性細菌性副鼻腔炎が発症し、色のついた鼻水、高熱、頭痛、顔面の圧痛を伴います。慢性または再発性の副鼻腔炎は、症状は軽いものの、持続的な鼻水や咳が続くことがあります。
