小児の尿路感染症(UTI)
タイプ
小児の尿路感染症は主に3種類あります。膀胱に起こる感染は最も一般的で「膀胱炎(システティス)」と呼ばれます。腎盂や腎臓に感染が及ぶ場合は「腎盂腎炎(ピエロネフリティス)」です。また、尿道に起こる感染は「尿道炎」と呼ばれます。
乳児の症状
乳児では尿路感染は比較的少なく、症状が乏しいことが多いです。主な兆候は発熱だけで、他に目立った症状が現れないことがあります。
幼児(トドラー)の症状
2〜3歳頃の幼児が尿路感染になると、夜間の失禁や日中のトイレ事故が増えることがあります。また、尿が途中でこぼれ続ける「滴尿」や、排尿時の焼けるような痛みを訴えることもあります。
学童期の症状
上記に加えて、血尿や頻尿が見られることがあります。腎臓に感染が及んでいる場合は、より高熱や全身性の腹痛が現れることが多いです。
原因
尿路感染の大半は、腸内細菌が尿道を通って膀胱や腎臓へ上行することで起こります。稀に、血流を介して腎臓に感染が広がることもあります。特に、3〜5歳の女児は尿道が短く、細菌が侵入しやすいため、発症リスクが高くなります。
治療
尿路感染が疑われる場合は、速やかに小児科を受診してください。医師が尿検査などで感染の有無を確認し、適切な抗生物質を処方します。処方された抗生物質は、症状が改善しても必ず指示された期間全て服用してください。
