小児における壊死性肺炎の概要と最新情報
増加傾向
2000年代初頭から10年間にわたり、小児の壊死性肺炎の報告例が増加していますが、これは疾患認識の向上とCTスキャンの普及が主な要因と考えられます。
症状
通常の肺炎と同様に咳、寒気、呼吸困難、発熱、嘔吐、胸痛が現れます。壊死性肺炎では胸水貯留が認められることもあります。
診断
壊死性肺炎が疑われる場合、胸腔穿刺により胸水を採取し、細菌培養や細胞診を行います。また、CT検査で空洞形成や液化が確認されます。
治療
広域抗生物質の投与と併せて胸腔ドレナージが実施されます。必要に応じて外科的切除やステロイド併用も検討されます。
予後
適切に治療すれば予後は良好で、肺の損傷は一過性で回復が期待できます。未治療の場合は致死的になるリスクがあります。
