感覚統合とは何か? 定義と七感、関連障害の概要
感覚統合は感覚処理の一部であり、身体の七つの感覚情報を統合して適切に反応できるようにするプロセスです。感覚統合に課題を抱える子どもは、日常生活で困難を感じ、作業療法などの支援が必要になることがあります。
感覚統合の定義
感覚処理とは、脳が身体の各感覚系からの入力を整理し、環境を理解することです。その上で感覚統合は、処理された情報を組み合わせて適切な行動や反応を導き出すプロセスを指します。これにより、子どもは階段を上るといった運動計画や、周囲との相互作用が可能になります。
感覚統合に関わる七感
- 視覚(目) – 視覚情報の受容
- 聴覚(耳) – 音の情報受容
- 嗅覚(鼻) – 匂いの情報受容
- 味覚(舌) – 味の情報受容
- 触覚(皮膚) – 触覚情報の受容
- 前庭感覚(内耳) – バランスや動きの感覚
- 固有受容感覚(筋肉・関節) – 体の位置や姿勢の感覚
感覚処理障害(SPD)
一部の子どもは感覚情報の受容や処理がうまくできず、日常生活での機能に支障をきたします。これらは単なる行動問題と誤解されがちですが、感覚統合障害(SID)や感覚処理障害(SPD)として診断されると、作業療法などの専門的支援が受けられます。
感覚調整障害(SMD)
感覚調整障害は、感覚刺激に対して過敏(ハイパーセンシティブ)または鈍感(ハイポセンシティブ)に反応する状態です。過剰に反応したり、逆に刺激を求めて過剰に探したりする子どもがいます。状況や刺激の種類により、混合型の反応を示すこともあります。
感覚識別障害(SDD)
感覚識別障害を持つ子どもは、異なる感覚情報を区別できず、適切でない反応を示すことがあります。その結果、社会的な交流や環境での適応が困難になることがあります。
