子どもが髄膜炎かどうかを見分ける方法
親として最も恐れることのひとつは、子どもが髄膜炎になることです。髄膜炎は脳と脊髄を覆う膜の炎症で、放置すれば命に関わります。細菌性・ウイルス性の感染が主な原因ですが、がんや免疫疾患、薬剤の副作用でも起こります。特に生後すぐから2歳くらいまでの乳幼児に多いですが、年齢に関係なく発症します。子どもに髄膜炎の疑いがある場合は、以下の項目を確認し、必要に応じて最寄りの救急病院へ連れて行きましょう。
必要なもの
- 体温計
チェックすべき症状と対処
-
食欲の変化
乳児は授乳回数が減ったり、液体摂取が少なくなることがあります。授乳回数や量に変化があれば、医師に相談してください。
-
吐き気・嘔吐
赤ちゃんは嘔吐しやすく、幼児は「吐き気がする」など言葉で訴えることがあります。
-
発熱
生後6か月未満で体温が37.9℃(100.2°F)以上、6か月以上で38.9℃(102°F)以上の場合は、まず小児科へ連絡しましょう。
-
無気力・混乱
普段よりぐったりしている、抱っこや揺すりに嫌がる様子が見られたら要注意です。
-
頭頂部の膨らみ(フォントネル)
赤ちゃんの頭の柔らかい部分が膨らんでいる場合、嘔吐や泣きすぎで一時的に起こることもあります。抱くと膨らみが消えるなら問題は少ないですが、発熱や眠気を伴う場合は救急搬送を検討してください。
-
痙攣(けいれん)
普段経験しない痙攣が起きたら、直ちに医療機関へ連絡してください。
-
頭痛
言葉で表現できる子どもは頭痛を訴えることがあります。
-
光過敏(光が眩しく感じる)
光に対して過敏になることは髄膜炎の典型的な症状です。
-
首のこわばり・痛み
首を曲げると痛む、頭を回すのが困難、膝を胸に引き寄せた状態で首を曲げる(ブルジンスキー徴候)や、膝を伸ばせない(ケルニグ徴候)などが見られたら緊急受診が必要です。
-
皮疹(はっしん)
ウイルス性髄膜炎では、発疹が現れることがあります。
-
黄疸
皮膚や白目、粘膜が黄みを帯びている場合も、髄膜炎のサインと考えられます。
