銅製IUDのメリットとデメリット
仕組み
銅IUDはT字型の小さな器具で、2本の銅コイルが子宮内に銅イオンを放出します。放出された銅は精子の運動性を低下させ、卵子への受精を阻害するとともに、子宮内膜を変化させて受精卵の着床を防ぎます。
メリット
- 一度挿入すれば最大10年使用でき、毎日の服用が不要なため非常に便利。
- 避妊効果は高く、使用開始12か月での妊娠率は1%未満。
- 除去すれば数日で妊娠可能になるなど、迅速に可逆的。
- 挿入後1週間以内に効果が完全に発揮される。
- ホルモンを使用しないため、プロゲステロンIUDに伴うホルモン性副作用が起きない。
デメリット
- 処方と医療機関での挿入・除去が必要で、入手が手間。
- 挿入後に膣分泌物の増加や不規則出血、月経痛の悪化が起こることがある。
- 銅アレルギーのある女性には使用できない。
- 性感染症(STI)に対する防御効果はない。
健康リスク
- 重篤な合併症は稀だが、IUD装着中に妊娠した場合は母体・胎児にリスクがあるため、速やかな除去が必要。
- まれに子宮内で感染が起き、将来的な不妊につながる可能性がある。
- 最も一般的なリスクはIUDが自然に排出されることで、約5%の女性が挿入後12か月以内に排出を経験する。
