春尾目(コレブロラ)の検査方法
概要
コレブロラ(春尾目)は、6本の脚を持つ無翅の小型六脚類で、尾部の「スプリングテイル」を使ってジャンプする特徴があります。節足動物門に属し、真の昆虫ではありませんが、湿った環境を好み、土壌や植物表面、樹皮、苔、岩の下、洞窟、湖面などに生息します。湿度が高く、食料が豊富な場所では急速に増殖し、家庭内に侵入するケースや人への寄生報告もあります。
検査手順
- 1. 見分け方の確認
小さく跳ねる虫を見つけたら、春尾目の可能性が高いです。体長は約1 mmで、白、黄、灰、赤、橙、緑など様々な色があります。 - 2. 土壌・庭での捕獲
ベレス漏斗(Berlese funnel)という装置を自作し、土中の小型虫を捕まえます。 - 3. ベレス漏斗の作り方
プラスチック製ソーダ容器の底を取り除き、底に1/4インチ(約6 mm)の金属網を敷きます。容器の半分まで土を入れ、底部に少量の不凍液またはエタノールを入れた容器をセットし、標本を保存できるようにします。 - 4. 光で虫を誘導
土の上部約10 cm(4インチ)に電球を吊り下げ、光に誘導して容器へ落ちるようにします。光は3日間点灯し、土の湿気を除去します。3日後、エタノールを小皿に移し、顕微鏡または拡大鏡で観察し、春尾目かどうかを判定します。 - 5. 皮膚からの検査
皮膚のかゆみや発疹が疑われる場合は、皮膚スクレイピング検査を行います。滅菌ミネラルオイルを患部に1滴垂らし、メスで表面を軽く削ります。そのスクレイプを清潔なスライドガラスに載せ、顕微鏡で春尾目の有無を確認します。 - 6. 室内の調査
湿気が多くカビが生える場所(トイレ、井戸、排水口、地下室、鉢植え、壁面など)を重点的にチェックします。大量に見られる場合は、ベレス漏斗で捕獲した標本を顕微鏡で確認すると確実です。
