男性に現れるトリコモナ症のサイン
トリコモナ症は米国で最も多い性感染症で、年間約740万人が感染しています。通称「トリック」と呼ばれ、男女ともに様々な症状を引き起こしますが、適切な治療で簡単に完治できます。性感染症への羞恥心はあるものの、治療は迅速・簡単・痛みがほとんどありません。症状を正しく認識すれば、早期受診と治療につながります。
定義
トリコモナ症は、微小な原虫 Trichomonas vaginalis によって引き起こされます。女性の膣、男性の尿道に寄生し、性行為を通じて容易に感染が拡がります。一度感染すると、再度曝露すれば再感染する可能性があるため、予防策が重要です。
症状
多くの感染者に症状が現れますが、男女で違いがあります。
女性の主な症状
- 排尿時や性交時の痛み
- 異常な膣分泌物(泡状・臭いが強い)
- 下腹部の不快感や痛み
男性の主な症状
- 陰茎からの分泌物(透明または白濁)
- 排尿時の痛みや灼熱感
- 陰茎内部のかゆみ・刺激感
男性は無症状のことも多く、症状があっても自然に消失することがありますが、感染は残っている可能性があります。
治療
トリコモナ症の治療は、通常1回の経口投薬(メトロニダゾールまたはチナジン)で行います。診断された場合は、症状の有無に関わらずパートナーも同時に治療することが推奨されます。治療が完了し、症状が完全に消えるまでの間は、再感染や他の性感染症のリスクを避けるため、性行為を控えることが重要です。
早期に診断・治療を受ければ、完全に回復できる疾患です。疑わしい症状がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
