CLOXテストの実施方法と評価

CLOXテストとは

実行機能を評価するための時計描画課題(CLOX)は、2部構成の検査です。対象は主に認知症やアルツハイマー病の疑いがある高齢者です。被検者は、指示に従って時計を描く(第1部)と、提示された時計をコピーする(第2部)という2つの課題を行います。第1部は「単純な動作で複雑な目標を達成する能力」を、第2部は「単純な動作で単純な目標を達成する能力」を測定します。両方の描画を比較することで、実行機能の欠損や認知機能の低下を評価できます。

必要なもの

  • 用紙 2枚
  • 鉛筆
  • 採点表(CLOXスコアチャート)

実施手順

  1. 被検者に「1時45分を示す時計を描いてください」と指示し、数字と針が子どもでも分かるように描くよう説明します。理解できるまで指示は繰り返してください。

  2. 被検者が時計を描く様子を見守ります。途中で手助けはせず、描画時間は1分とします。

  3. 別の用紙に検査者が時計を描きます。円を描き、3・6・9・12の数字を入れ、他の数字もすべて書き、針は1時45分を指すようにします。針の先端に矢印を付けます。

  4. 被検者に先ほどの時計を同じ用紙にコピーさせます。その様子を観察します。

  5. 各時計の描画をCLOX採点表で評価します。各図は最大15点です。第1部で10点以下、または第2部で12点以下の場合は認知機能障害が疑われます。第1部で多くのミスがあるが第2部は正常な場合は、実行機能障害(単純な動作で複雑な目標を達成できない)と判断します。

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