視力低下の高齢者に最適な照明とは

十分な明るさを確保する

加齢に伴い瞳孔が小さくなり、網膜に届く光の量が減少します。そのため、読書や料理といった日常的な作業でも、若い人に比べてはるかに明るい照明が必要になります。例えば、20代の人が薄暗いカフェで快適に読めても、同じ環境では高齢者は視認が困難です。

高齢者は読書時により多くの光を必要とします。

まぶしさを抑える

直射日光や鏡に映る光などのグレアは、老眼の目にとって特に眩しく感じられます。グレアを減らすことで視認性が向上し、眼精疲労や疲れも軽減します。ブラインドやカーテン、すりガラスフィルムなどで光を拡散させるのが実践的な対策です。

窓にブラインドやフィルムを貼ってグレアを軽減。

自然光が最適

自然光はバランスの取れたスペクトルを持ち、私たちの目が最も効率的に利用できる光源です。また、日光に当たることでビタミンDの合成が促進され、1日の約80%が皮膚で生成されます(出典:NIH Vitamin D Fact Sheet)。自然光が確保できない場合は、昼光色の高演色性(CRI)LED電球を選ぶと同様の効果が期待できます。

コントラストを高める

十分な照明に加えて、段差や椅子の縁などの輪郭が分かりにくいことも多いです。明るいテープや塗装、質感のある床材でこれらの部分にコントラストを付けると、視覚的な手がかりが増え安全性と自信が向上します。

階段の縁にカラーテープや塗装を施し視認性を向上。

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