概要

エアーダスターは、電子機器のほこりを除去するために使われる圧縮ガス缶です。吸入用として利用されることがあり、短時間で意識が変化する「ハフ」行為の対象となります。主成分はフロン系ガスで、吸入すると血流に取り込まれ脳や臓器に影響を与えます。

主なガス成分と使用方法

エアーダスターに多く含まれるガスは、テトラフルオロエタン(HFC‑134a)またはジフルオロエタン(HFC‑152a)です。缶から直接吸入するか、袋に噴射して袋内の蒸気を吸う方法が一般的です。吸入されたガスは肺から血液へ速やかに移行し、数分間のハイな状態をもたらしますが、依存性があるため使用回数は増加しやすくなります。

短期的な副作用

  • 幻覚、頭痛、めまい、意識喪失
  • 倦怠感・疲労、判断力低下、四肢の痙攣やしびれ
  • 反射鈍化、聴覚障害、視覚・言語障害
  • 感情の不安定化(暴力的行動や気分変動)
  • 腹痛などの身体的不快感

長期的な副作用

  • 体重減少、筋力低下、協調運動障害
  • 思考力・会話能力の低下、うつ状態やイライラ感
  • 中枢神経系の永続的損傷、重度の脳障害
  • 四肢の持続的痙攣、聴覚障害、骨髄障害
  • 肝臓・腎臓への不可逆的なダメージ

吸引による致死リスク

「Sudden Death Syndrome(急死症候群)」は、初回でもそれ以降でも起こり得ます。吸引直後に心拍が極端に速くなり、心臓が正常に機能できなくなることで心停止が起こります。また、吸入したガスが酸素を置換し、窒息による死亡も報告されています。特に袋を使用して吸引すると酸素供給がさらに減少し、致死リスクが高まります(National Institute on Drug Abuse)。