ヘロイン乱用のピークとその歴史
ヘロインの発見
1874年、イギリスの化学者C.R.アルダー・ライトがヘロインの元になる化合物を初めて合成しました。20年以上後、ドイツの化学者フェリックス・ホフマンがこの薬の強力な鎮静作用を再発見し、モルヒネ依存症の克服にヘロインを用いることを提案する人さえいました。
米国での使用
南北戦争中、医療従事者は負傷兵の治療にヘロインに似たオピオイドを使用していました。咳止め薬にもヘロインが有効成分として含まれていましたが、1890年までに多くの地域で使用が違法化されました。1906年の純粋食品・薬品法により、包装に成分表示が義務付けられ、ヘロインの危険性が隠蔽されることはなくなりました。1922年には、ヘロインの輸送に対する厳格な規制が導入されました。
乱用のピーク
1970〜80年代、米国におけるヘロイン依存は最高潮に達し、乱用は史上最大規模となりました。薬物に対する寛容な社会的風潮、製造コストの低下、流通の拡大がこの増加を後押ししました。
