ヘリウム吸入の危険性と健康への影響
ヘリウムガスを吸うと声が高くなり面白く感じますが、血液中の酸素がヘリウムに置き換わります。長時間吸入すると窒息し、最悪の場合は死に至ります。米国の毒物管理センターによると、ヘリウム関連の死亡は年間1件以下と報告されていますが、少量でも大量に吸入すれば重大な危険があります。
意識喪失(失神)
ヘリウムを長く吸うほど声が高くなるだけでなく、酸素不足により意識が失われます。意識が戻ると呼吸は通常に戻りますが、倒れた際に骨折や頭部外傷を負うリスクがあります。
肺破裂(肺バースト)
加圧タンクからヘリウムを直接吸うと、肺が急激に膨らみ破裂することがあります。これはタイヤが過剰に膨らんで破裂するのと同様のメカニズムで、内部出血により即死する危険があります。
窒息
ヘリウムで満たされた風船の中に頭を突っ込むと、酸素が供給されずに窒息します。最初は失神しますが、頭が風船内にある限り呼吸が再開できず、致命的です。
脳損傷
酸素が不足すると脳は機能低下し、記憶障害や最悪の場合は脳死に至ります。ヘリウム吸入で意識が失われた時点で脳は酸素を約20%失っていますが、どれだけの量で危険になるかは個人差が大きく測定できません。
液体ヘリウム
液体ヘリウムは極低温(-269℃)で保存されます。液体状態で吸い込むと凍傷を起こし、皮膚や組織が損傷し最悪の場合は切断に至ります。
