月経前の症状と対策
行動・感情の変化
多くの女性は月経が始まる約1週間前に、気分や行動に微妙な変化を感じます。突然のイライラや落ち込み、涙もろさが現れ、集中力の低下や不安、物忘れが増えることもあります。また、睡眠障害や性欲の低下が見られることもあり、これらが感情の変化に影響します。
身体的な症状
身体的な症状は多岐にわたり、軽度のものから痛みを伴うものまであります。月経前にニキビが増えたり、過食になることがよくあります。その他、吐き気、倦怠感、乳房の張り、腹部膨満感、便秘や下痢といった不快感が報告されています。頭痛や腹痛が月経まで続くこともあります。
月経前不快気分障害(PMDD)
一般的な月経前症状は多くの女性に見られますが、一部の女性は症状が重度で日常生活に支障をきたすことがあります。月経前不快気分障害(PMDD)は、軽度の症状が極端に強くなり、激しい気分変動や耐え難い痛みを伴います。重い症状がある場合は、医師に相談し適切な治療法を検討することが重要です。
治療法
症状緩和には、市販の鎮痛剤(例:ミドール)やビタミン、処方薬が有効です。ビタミンEやB群は乳房の張り、倦怠感、気分の揺れに効果があるとされています。重度の気分変動がある場合は、月経開始前数週間に抗うつ薬を服用することがあります。経口避妊薬は症状のコントロールや不規則な月経の調整に役立ち、特にYAZはPMDDの感情・身体症状を軽減する唯一のピルとして知られています。
予防と生活習慣の改善
日常の生活習慣を見直すことで、症状の予防や軽減が期待できます。マルチビタミンの摂取やカフェイン、アルコール、塩分の多い食品を控えることが有効です。食事は果物、野菜、カルシウムを豊富に含む食品を少量ずつ、規則的に摂るよう心がけましょう。また、週に数回、30分以上の適度な運動を取り入れることで、うつ症状や倦怠感の軽減につながります。
