幼児の首の痛みと対処法

識別

幼児は重いバッグを持ったり、長時間パソコンを使用したり、特定のスポーツで首を酷使する機会が少ないため、首の痛みが出た場合は頸部捻挫だけでなく、斜頸(しゃくねつ)などの重篤な原因がないか医師の診察を受けることが重要です。斜頸は胎児期の姿勢や後天的な要因で首を一方向に固定してしまう状態で、まれに脊髄や脳腫瘍を示すサインになることがあります。

外傷

頸部の筋肉が引っ張られたり伸びたりする頸部捻挫は、幼児に最も多い首の怪我です。睡眠時の姿勢やスポーツ、物を持つ姿勢が原因となり、通常は2週間以内に自然に回復します。

もし転倒などで首を強く衝撃した疑いがある場合は、子どもをできるだけ動かさず、すぐに救急車を呼んでください。救急隊員は背板(バックボード)を使用して頸部を固定し、搬送します。

疾患・症状

細菌性・ウイルス性髄膜炎は、脳を覆う髄膜が感染する緊急性の高い疾患です。放置すると脳障害や死亡に至ります。小児科医ウィリアム・シアーズ氏によれば、頸部の硬直と痛みは髄膜炎の重要なサインです。発熱、激しい頭痛、嘔吐、光過敏を伴う硬直した首が見られたら、直ちに救急搬送してください。

注意点

言葉が十分に出せない幼児の場合、髄膜炎による首の痛みを見分けるのは難しいです。発熱、嘔吐、痙攣、極度の倦怠感やイライラが見られたら注意が必要です。Livestrong.comによれば、この年齢層の髄膜炎は、激しい脚の痛みや、首を前に押すと脚を体に引き寄せるような動作が見られることがあります。

予防と対処法

痛みが強い場合は、イブプロフェンまたはアセトアミノフェンを適切な量投与し、安静を保たせます。発症後最初の2日間は、1回20分程度、1日4回まで氷嚢で冷やします。その後は、低温設定の温熱パッドや温めたボトルで20分程度温めると血行が改善されます。

寝るときの姿勢にも注意し、頭部がしっかり支えられるようにしましょう。特にチャイルドシートやベビーカーで寝かせる場合は、首への負担を減らすことが重要です。

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